扁桃腺手術の記録!費用・デメリット・摘出手術前から術後までの流れ

目次

扁桃腺摘出手術に至るまで

2015年夏、溶連菌感染症に掛かり、
その後、2016年春までの間に38度超えの熱を6回出し、これはさすがに放置しておけないということで、扁桃腺摘出手術を決めました。

毎回、当然ながら、喉が腫れますし、38度を超えると言っても、大抵が39度前後、酷い時は40度超えです。(40度超えの熱は人生初)

さすがに、40度超えた時は焦りました。
小さいころに、「人間は42度以上の熱が出ると死ぬ。」というのを聞いた覚えがあり、それを何の疑問も持たずに大人になってしまったので、この時はなかなか焦りました。

焦らせやがって!
このデマを流した人間が憎いです。笑

人間は42度の発熱が原因で死ぬことは無いそうです。
あくまで発熱が原因の場合には、たんぱく質が変性し始める50度あたりがデッドラインのよう。
しかも、普通の病気であれば、43度を超える熱は出ないそう。

膿栓・口臭の不安も解消

扁桃腺摘出手術をするということは、当然ながら、口臭の原因になる膿栓もたまらなくなります。

扁桃炎の恐れもなくなるし、さらに、口臭の原因を根本から断ち切ることが出来るというのは、一石二鳥じゃないか!

ということで、扁桃腺摘出手術を受けることを決めました。

扁桃腺切除と鼻中隔湾曲症の同時手術も可能?

以前の鼻うがいの記事でも、ご紹介したとおり、鼻中隔湾曲症ももっており、かかりつけの耳鼻科医に聞いたところ、扁桃腺摘出手術と鼻中隔湾曲症手術は同時に手術出来るとのこと。

2度も手術・入院をするなんてほど、面倒なことはないので、一緒にやってしまおう!ということで、紹介状を書いてもらった大きな病院へ。

すると、

「同時に手術はできないんですよ、2回に分ける形になってしまいます。」

どうやら、病院によるようですね。

ただ、保険のことを考えると、入院日額で保険金を受け取れるタイプなら、2回に分けた方がお得です。

しかし、1ヶ月単位で計算されてしまう、高額療養費制度を考えると、同時手術の方が断然お得です。笑
本当は、こっちの方が良かったんですけどね…。

同時手術無理と言われたら、もうお手上げです。仕方ない。

扁桃腺切除手術の費用

扁桃腺切除手術、僕が受ける病院では、約15万円程度とのこと。
これに、入院が8日なので、その分の食事代やらなんやらが上乗せされて、大体16万円ぐらいとのことでした。

【年収別】高額療養費制度と自己負担額まとめ

16万円だと、高額療養費制度を活用できるのは、標準報酬月額50万円以下の方のみです。
標準報酬月額51万円以上の方だと、高額療養費制度による給付は受けられません。

扁桃腺切除手術の費用を16万円と仮定して、高額療養費制度を活用した場合の自己負担額を標準報酬月額別にまとめてみました。

標準報酬月額 給付額 自己負担額
83万円以上 0円 160,000円
53万~79万円 0円 160,000円
28万~50万円 77,237円 82,763円
26万円以下 102,400円 57,600円
低所得者* 124,600円 35,400円

*低所得者とは、市区町村民税(住民税)の非課税者等の方を指すようです。詳しくは、全国健康保険協会にご確認ください。

*価格.com 高額療養費の計算 で算出させて頂きました。

 

ちなみに、鼻中隔湾曲症の手術は、30万円ぐらいとのこと!高いっ!!

生命保険の保険料のお話

今回、僕が扁桃腺切除手術を受ける病院の場合、入院日数は、8日間とのこと。
(後日追記:手術後3日目に、浴びるなと言われているシャワーを浴びるという暴挙により、入院日数が伸びました。笑)

生命保険の保険料の場合、入院給付金と手術給付金があると思います。

入院給付金は、入院日数に対して、掛け金ごとに設定された入院日額を入院日数分、受け取れるようになっていると思います。

手術給付金に関しては、後ほど解説します。

僕の場合、ソニー生命の医療保険と生協(Co-op共済)の1000円保険に入っているので、入院給付金は、合計で日額7,000円もらえる計算。

8日間なので、保険金は56,000円。

これに関しては、加入している生命保険や掛け金によって変わりますので、ご自身の保険内容を確認してみてください。

扁桃腺手術は、手術給付金対象外?

手術給付金は、手術を受けた際に受け取れるものですが、扁桃腺摘出手術に関しては、対象外となっている保険会社が圧倒的に多く、素人には扁桃腺手術で手術給付金が出る保険会社を把握している人はいないと思います。

保険ショップなどで相談してみると、紹介してくれるかもしれません。

生命保険もいざって時にしか、保証内容見直さないんで、早め早めの行動が大事ですね…。
入院日額7,000円ってのも良かったんだか、悪かったんだか…。

いろんな保険会社の商品内容を把握しているFPに相談するのが一番良いと思います。
保険屋さんに相談しても、結局自社の商品売りたくてしょうがないだけですし、契約してもらって営業成績上げてなんぼの人間の言うことなんか鵜呑みにできません。(世の保険営業のみなさま、ごめんなさい。笑)

いまではかなり知名度が高くなってきた「保険のビュッフェ」みたいに保険専門のFPに無料相談出来るサイトなども増えてきていますので、そういったサイトで相談して、自分で保険を決める。というのが賢いように思います。

↓扁桃腺手術までとその後の流れ

扁桃腺手術に向けての準備期間と入院中・術後の流れをご紹介していきたいと思います。

まず、かかりつけの病院で手術が出来ない場合、紹介状を書いてもらうことになると思いますが、この紹介状を書くのにも料金が掛かります。
大体1,000円くらい。

そして、紹介状をゲットしたら、早速、手術をしてくれる病院へ!

手術1ヶ月半前(各種検査)

この日は、かかりつけの耳鼻科の紹介状を持って、手術を受ける病院に初めて行きます。

人混み。これだから、大病院は好きじゃない。

診察までの待ち時間がめちゃめちゃ長いなー。と思いながら、受付終了時間直前に行った成果もあってか、1時間ほどで呼ばれました。

簡単な診察を受けて終了。
かわいい女医さんじゃないか。入院中に何か起こるかもしれないぜ!
なんて妄想をしつつ。笑

手術前に、かならず検査が必要とのことで、
「今日検査受けていきます?」
「はい!」
ということで、そのまま検査へ。

手術前の検査(術前検査)

たしか、受けた検査はこんな感じです。

・心電図
・肺活量測定
・血液検査
・尿検査
・レントゲン

血液検査に関しては、7本も取られました。笑
いろんな種類の異常がないか、チェックするんでしょうか。
こんなに、血抜かれたのは初めて。

レントゲンはたしか、胸部レントゲンだったような。

なんだかんだ、3時間くらい掛かりましたね。

初日の費用

初診料やら、各種検査料などで、
総額12,000円程度。

もちろん3割負担で、この金額です。笑

診療明細書見ると、
「非特異的IgE定量」
とか言う奴が圧倒的に高い!
その点数1,305点。
これだけで4,000円近く持って行かれてます。高いよ!

ただ、「非特異的IgE定量」ってのは、どうやらアレルギー検査の模様。

アトピーも花粉症もぜんそくも何でもござれの体なので、これは是非ともしっかりやって頂きたいところだ。笑

手術1ヶ月前(検査結果と手術の説明)

前回の血液検査やら、アレルギー検査・心電図・胸部レントゲン等々の結果発表があるとのことで、病院へ。

術前検査で、特に異常は見つからなかったので、手術OKとのことでした。

 

診察はあっという間に終わり、むしろ看護師さんから説明を聞く時間の方が長かった一日でした。

医師による扁桃腺摘出手術の流れとデメリットの説明

手術時間は、約2時間。
前後30分で麻酔をかける時間と麻酔を覚ます時間があるので、実質の手術時間は1時間程度とのことでした。

僕が今回手術を受ける病院では、全身麻酔とのことでしたが、ネットの口コミなんかを見ていると、局所麻酔で手術する病院もあるようです。

また、手術の間、舌を押さえる特殊な器具を使うようで、舌が1時間程度圧迫される為、味覚障害が術後しばらくの間、出ることがあるとのことです。

これもネットの口コミでチェックしていた通りなので、特に驚きませんでした。

あとは、扁桃腺を摘出しても、喉の腫れや熱が全く出なくなるわけではない。という説明だったり。

そんな感じですかね。
特に、すごく気にするようなことは無かったです。

入院中のどの痛みが辛い場合には、鎮痛剤を出してくれるそうなので、これも特に問題無さそう。

看護師さんによる入院中の流れと諸々の説明

こっちの説明の時間がメチャメチャ長かった!

診察終了後、看護師さんから、下記諸々の説明を受けました。

・入院までに書く書類
・費用や高額療養費制度、限度額適用認定証について
・入院時の服装
・入院中の注意事項
・入院当日の流れ
・手術当日の流れ
などなど。

レンタルパジャマ

入院なんて、幼稚園の頃以来なので、レンタルパジャマを利用する方が大半というのには驚きました。8割くらいの方がレンタルパジャマを利用するそうです。

限度額適用認定証と限度額適用認定申請書

限度額適用認定証と限度額適用認定申請書を間違って、病院に持っていくというトラブルもありましたので、これも後ほど、解説したいと思います。

入院中の食事

あと、入院中の食事は、最初、流動食なんだとか。
流動食なんて食べたこと無いなー。
どんな味なんだろうか…。

関係ないですが、手術後、
最初のおしっこは、看護婦さんに尿瓶に取ってもらうそうです。
いやだなーーーー。
忘れたフリして自分でトイレ行きたい。

用意する書類

記入しておく書類が多い!

これは、病院側からもらう書類に記入しておくだけなので、なにか自分で用意するものはないのですが、中々ボリュームがありました。

住所・氏名・年齢・緊急連絡先を何度書いたことか。笑

入院にあたって、連帯保証人の記入項目もあります。

転倒転落アセスメント・スコアシート

入院中に転倒の危険度を事前に把握するための、転倒転落アセスメント・スコアシートなるものもあって、この点数によって看護計画を立てるんだとか。

なんだかよく分かりませんが、健康な若者であれば、おそらく0点ということで、転倒危険度はないと思います。というか、ないです。笑

僕も0点でした。

今回の診察費

外来診察料 73点
220円の支払いのみ!安い!

限度額適用認定証を用意しておく

高額療養費制度を利用する方の場合、事前に限度額適用認定証を取得しておき、入院時に提出すると、自己負担限度額を支払うのみで済みます。

限度額適用認定証を取得していなくても、当然、高額療養費制度は利用できますが、二度手間というか。
一旦、手術費用の3割をすべて支払い、後日、高額療養費制度の申請を出す形でも全く問題ないのですが、一時的に、自己負担限度額を超える手術費用を建て替える必要があります。
(当然、還付金は後日になるので。)

そこで、限度額適用認定証を事前に取得しておくと、退院時の支払いの段階で、自己負担限度額のみを支払えば済む。という訳で、手術費用の立て替え・還付申請と言った手間が省けます。

そこで、限度額適用認定証の取得までの流れをご紹介していきたいと思います。

認定証と申請書をお間違いなく

これを間違って、僕は、申請書を病院に持って行きましたが、病院に提出するのは認定証です。

限度額適用認定”申請書”を保険組合に送付し、保険組合から送付されてくる”限度額適用認定証”を病院に提出する必要がありますので、お間違いなく。

限度額適用認定証の取得方法

国保でも社保でもどちらでも、手続きは同様です。

ただし、申請先は、加入している健康保険組合となりますので、お手持ちの保険証を確認してみてください。

これが僕の健康保険証なのですが、
下の画像の赤枠部分です。

健康保険証

加入先が、「全国健康保険協会 東京支部」なので、
全国健康保険協会のサイトから、
限度額適用認定申請書をダウンロードして印刷。

必要事項を記入して、全国健康保険協会 東京支部に郵送するだけ!
かんたんですね。

社労士さんと顧問契約しているような会社や自社で健康保険組合を用意しているような規模の大きな会社であれば、申請書を会社に提出すれば、あとはやってくれる。なんて事もあると思います。総務部に確認してみてください。

僕の所属する弱小ベンチャーでは、暗黙の了解で、こういった類のものはすべてセルフサービスです。
誰に言われることもなく、自分で印刷して、記入して、郵送しましたよ。笑

全国健康保険協会以外の保険組合の場合

限度額適用認定申請書ですが、健康保険組合ごとに申請書類のフォーマットが違います。

ですので、必ず、加入している保険組合のサイトから、「限度額適用認定申請書」をダウンロードして、記入しましょう。

一例として、関東ITソフトウェア健康保険組合の場合、こちらのページです。

自社で保険組合を用意している会社の場合、社内で確認しましょう。用紙がもらえるハズです。

限度額適用認定証が到着

看護師さんの話では、限度額適用認定申請書の送付から、限度額適用認定証の到着まで、2週間程度掛かる事があるのでお早めに!という情報でしたが、いざやってみると4日程度で限度額適用認定証が届きました。

時期によっては、2週間掛かるケースもあるとのことなので、早めに用意しておくことをオススメします。

限度額適用認定証が到着

左下の限度額適用認定証の部分が切り離せるようになっていますので、これを病院に持っていく形になります。

限度額適用認定証_表面

裏面には注意事項の記載。

限度額適用認定証_裏面

自己負担限度額について

限度額適用認定証_自己負担限度額

限度額適用認定証 Q&A

限度額適用認定証_Q&A

適用区分も記載されている

高額療養費制度の自己負担限度額は、所得区分によって5分類されており、それぞれの所得区分で自己負担限度額が異なります。

よくあると思われるのが、標準報酬月額がいくらか分からない。というケース。
会社の給料である程度の想定は出来ると思いますが、所得区分の狭間らへんにいる場合は、不安かと思います。

これに関しても、限度額適用認定証に適用区分が記載されていますので、添付の説明書と併せて見ることで、自己負担限度額がいくらなのかが分かるようになっています。

摘出前の扁桃腺の写真

若干、扁桃腺肥大だと言われました。
他人の扁桃腺なんて見ることもないし、自覚症状は全く無かったのですが。

手術前の扁桃腺写真

この扁桃腺には通称「臭い玉」と言われる、”膿栓”も詰まり、口臭の原因にもなります。
なにより、頻繁に高熱を出されるのがうざいのですが。

手術10日後の扁桃腺の写真

術後10日後の画像がこちら。
かさぶた(白いやつ)がまだまだ残ってます。

10days_later

この段階では、食事制限もまだあり、気をつける必要があります。

酸っぱいもの・辛いもの・麺類(すすって食べるもの)・硬いものが禁止されました。
当然、飲酒・喫煙も禁止です。

手術直後は電気メスにより焼け焦げた黒い焦げみたいなのがいっぱい付着しているのですが、それらが取れながら、徐々に白いかさぶたになっていき、そして、かさぶたが取れていくという感じですね。

手術20日後の扁桃腺の写真

扁桃腺切除から20日程度でかさぶたがちょうど綺麗になくなった感じです。
術前の画像と比較すると、両サイドから突き出していた扁桃腺が綺麗さっぱり!

扁桃腺切除20日後_1

もうちょっと喉を開けてみるとこんな漢字です。
うむ、すごく綺麗サッパリ。

扁桃腺切除20日後_2

ただ、20日たっても、大あくびをした時に喉の違和感はあります。
ほかは特にないですかね。

食事制限もこの頃に解除です。

ただ、舌磨きに関しては、あと1週間くらい待ったほうが良いとのこと。
普通に舌磨きする方であれば、大丈夫なのかもしれませんが、僕の場合、奥まで磨きたいタイプなので、それであれば、もう少し待ったほうが良い。とのことでした。

入院・手術体験談

ここでは、入院と手術の流れをご紹介していきたいと思います。
病院にノートPC持ってきたので、忘れないうちに、随時書いていきたいと思います。

入院初日(病院食をキャンセルし外出)

僕の入院した病院では、手術前日に入院となりました。

ということで、初日は、特段やることがないので、外出許可をもらい、仕事したり外食したりと楽しみました。
初日の病院食はキャンセル!笑

唯一のイベントが、麻酔科医の先生の診察と全身麻酔の説明。
あとは、看護師さんから、簡単な手術の流れとか。食事の話とか。
これが終わってしまえば、あとは、もう時間を潰すだけ。

今回4人部屋での入院生活なのですが、節電ということで空調の温度が高めに設定されていて、梅雨まっただ中のこのシーズン、完全に暑いです。

寝汗で2、3度起きました。
睡眠薬もらおうかと思いましたが、なんかねぇ…。ということで頑張って、自力で寝ることに。

そんなこんなで、初日が終了。

入院2日目(手術当日)

毎日2回か3回、血圧と体温を測定されるようなのですが、
朝6時からいきなりきました。

というわけで、6時起床です。

先日の手術の流れの話しを聞き、
入院初日の夕食を最後に、入院3日目まで食事が摂れない!という衝撃の事実。

手術前日の夜から、一切何も口にできません。(水、緑茶、スポーツドリンクのみOK)
全身麻酔が残っている最中に、食べ物が逆流すると、肺に入ってしまうらしく、それによる肺炎を防止する為?とのことでした。

で、何も食べれないので、点滴です。
朝8時ごろに主治医の先生が点滴をつなぐアダプター的な奴を刺しに来ます。

いざ扁桃腺切除手術

昼ごろに手術着に着替えて、15時頃から手術開始!

全身麻酔は初めてなのですが、あんなに、サクッと意識がなくなるとは…。
手術中の記憶は一切ないので、何もかけません。笑

唯一書けることといえば、
手術室に入ってから、全身麻酔が掛かるまでの5~10分程度の間、
麻酔科の先生やら、看護師さんやら4名ほどがいたのですが、全員女性で優しくて、好きになっちゃいそうでした。
これだけは、自身持って書けますわ。

で、手術は、2時間の予定だったものが3時間。

手術が終わって

手術後、特に激しい痛みもなく過ごせました。
夜まで、点滴の付け替えやら、検温やらで、看護師さんが頻繁に訪れる日でした。

点滴は、
栄養・水分補給?の「ブドウ糖加酢酸リンゲル液 ソルアセトD輸液」というやつや、抗生剤を点滴で入れました。

関係ないですが、この「ブドウ糖加酢酸リンゲル液 ソルアセトD輸液」というやつ、
液色が黄色と透明なの二色あって、黄色のは止血剤が入ってるみたいです。
(だから術後は黄色なのか。)

術後の痛みや不便な点

あと、ネバネバしたツバ(最初は血混じり)が大量に出てくるので、
それをすべてティッシュに吐き出すのですが、まぁ大変。笑
これが一番面倒ですね。痛いとかでもなく、気持ち悪い感じです。
吐きそうとかではなく、口の中がネバネバして、それが気持ち悪いという。

手術後の感想としては、本当にネバネバのツバが鬱陶しい。これに付きます。

あと、ツバ飲み込む時も痛いですが、
これに関しては、溶連菌感染症の時のほうが痛いです。笑

なので、そこまでビクビクするほどの痛みではないかなーと思いましたし、
手術後のネバネバのツバ以外は、想定よりもなんてことはなかったという印象です。

 

あと、術後、唇が異様に腫れていて、
何かと思って手術室担当の看護師さんに聞いたら、
全身麻酔後、気管挿管の際に傷つけてしまったそうです。とのこと。

おぉ、これぞ医療事故。
どうやって傷つけたのか分かりませんが、なかなか腫れが引かないというね。
術後6日ぐらいでやっと腫れが引いた感じです。

おまけに、舌の左側面も口内炎みたいな感じで腫れていて、これも気管挿管の時に傷つけてしまったとのこと。これが唇よりも断然長引きました。

 

結局、前日の夕飯を最後に、何も口にしていない状態なので、活力がなく布団から出る気力がでません。
早々に、睡眠薬を出してもらって、寝ることに。

術後の喉の様子

すみません、写真ないです。
というのも、スマホのカメラじゃ、扁桃腺が全くうまく撮影出来なかった。というのと、一眼レフなんて、病院に持ってきてない。というシンプルな理由からです。笑

口頭で説明すると、止血の必要性があるのか、なんなのか電気メス?で焼かれたように、喉奥が黒焦げになってます。笑
これ本当。

扁桃腺があったはずの辺りが黒焦げになっていて、なんだか非常に見苦しい状況。
そして、一部白くなっていたり。

なので、見た目に驚かないようにしてください。

入院3日目(ネブライザー開始)

今日は朝から、初の流動食!
それに備えて、ポンタールシロップというドリンクタイプの痛み止めを食事の2時間前に飲んでおきます。

昼も流動食!
重湯なんて、とろみのあるお湯なので、ここ2日間全くアゴを使っていません。

献立は、重湯+味噌汁or野菜スープ+乳製品+フルーツジュース。

全然食べた気にならない。
あー、ラーメンたべたい。

そして、今日からネブライザー(吸入)が始まりました。
毎朝やらなきゃいけないようです。

まだ、流動食だからなのかわかりませんが、今日も栄養補給の点滴があります。
あと、抗生剤の点滴も。

一回、点滴のチューブに血液が逆流して、真っ赤っ赤チューブになっていて驚きました。笑

歯磨きをして、口をゆすいでいると、
術後、喉奥で黒焦げになっていた、焦げの一部が取れてきました。

焦げている部分や白いかさぶたは、徐々に食事などで剥がれていくそうです。

味覚障害の症状は…?

さて、扁桃腺手術のデメリットとして挙げられることが多い味覚障害。
(時間は人によりけりですが、回復するそうです。一時的なものだそう。)

手術中に、舌を押させる特殊な器具で舌を圧迫する影響で出るんだとか。
手術時間って1~2時間なので、それを考えると舌ってデリケートなんですね。

そんなことより、味覚障害どうなのか!って話でした。

流動食ですが、しっかり味するぜ!?

お!味覚障害ぜんぜん出てないじゃん!と思い、
僕が毎日家で飲んでいる「健康ミネラルむぎ茶」を飲むと、味が違うぜ…。

味はしっかりするけど、なんか、嫌味な感じがすごく強い。
というわけで、味覚障害出ているようです。

もし、普段から、毎日のように飲んだり食べたりしているものがある場合、それらを口にした時に、味覚障害を自覚するような気がします。

流動食だったり、病院食を食べているぶんには、味もしますし、美味しさを感じます。
(最近の病院食って意外と美味しくなってて驚きました!)

入院4日目(頭が痒すぎ問題)

特段、問題なく、機能と同じ一日を過ごしていたのですが。

入浴禁止なので、ここまで、お風呂は入らずに来ています。
体自体は、蒸しタオルでふいているので、さほど問題ないのですが、頭だけはどうにもならない。

ついに、この日、頭が痒すぎて、夜中に目覚めるほどにまでなってしまいました。
翌日、洗髪だけさせてもらえないか相談することに。

睡眠薬を飲んでいたおかげか、なんとかそのまま眠れました。

入院5日目(入浴&出血)

看護師さんに、早速相談します。

僕「入浴まで出来なくて全然構わないので、頭だけ一度洗わせてもらえませんか?」
看「先生に確認してきます!」



看「5分だけならOK出ました!洗髪だけしてすぐに出てきてください。」

とのこと。
やはりシャワーで体が温まって血流がよくなると、出血のリスクが高まるらしく、こういう意味もあって、扁桃腺切除で入院する場合、入浴禁止ということみたいですね。

 

なるほど。
じゃあ水に近いくらいのぬるま湯で洗った方がいいな。
心配症な僕は、そう判断しました。

たった5分のぬるま湯シャワーで出血

早速、シャワー室に入り、素早く頭を洗っていきます。

口の中が鉄っぽいぞ???????
おーーーーー、出血!!!!

まずいまずい、早く看護師さんのもとへ行かなくては。

焦った僕は、全裸のままシャワー室を飛び出して、ナースセンターへ。
(きちんと服を着て、冷静に出ました。笑)

焼いて止血

すると、
「患部を焼いて止血しないと行けないから、すぐに処置室に来てください。」
とのこと。

いや、こんな事になるなら、頭痒いの我慢したよー。

ピンセットみたいな形をした電気メス(バイポーラ)で、喉奥に焼きを入れられました。
麻酔の注射があんまり効いてなかったようで、電気的なものでバチバチ焼かれている感じがしましたし普通に痛かった。

というか、バチバチ、音してました。笑

喉だから痛みとかあまり感じないかと思いましたが、注射自体、チクッという痛みがありましたし、バイポーラで焼いている時は、完全にアツかったです。笑

いろんな意味で胸熱な1日でした。

絶飲食

出血後からしばらくは、飲食NGとなります。

点滴のみ。

3分粥に不満しか無かったのですが、
いざ、絶飲食宣告をされると、3分粥が恋しくてしょうがない。

いやー、つらい!!!

結局、出血直後の夕飯と翌日の朝食が抜きとなりました。

本来、5分粥に変更予定だった昼食が、
絶飲食解除後、また3分粥からやりなおしです…。

結論:シャワーはオススメしない。

扁桃腺切除で入院されるなら、シャワーも入浴もオススメしません。

今の段階で、「退院が伸びると思います」と言われています。
確定では無いようなので、なんともいえませんが。
(後日追記:退院伸びました。笑)

焼いて止血するのも痛いし、入院期間が伸びるのも嫌だし。

たかが数分のシャワーの対価としては、リスクが大きいと思います。

入院6日目(絶飲食解除!)

昨日の出血により、朝食が抜きになったこと以外は、特に問題ありません。

ということで、今日は、特に事なきを得た感じですね。
焼いて止血した部分が若干痛いような。

入院7日目(入院延長が確定)

この日は、全く何事もなく過ごしました。

なんともつまらない1日でしたが、4人部屋がすっかり空に。
寂しいかなと思いましたが、いびきとか聞こえてこないので、快適。笑

出血により、入院の延長が危ぶまれていましたが、まだ確定していませんでした。

そして、その結果が今日出ましたが、退院を1日伸ばすとのこと。

そうですか…。
そうですよね…。
僕がシャワーなんか浴びるから…。

入院8日目(本来の退院日)

今日は、本来退院する日であります。
出血してなければね。

特に何事もなかったのですが、
朝起きた時、口の中に異物感を感じて、ティッシュに出してみると!

かなり細めのタコ糸みたいのが、出てきました。
(3mmぐらいの長さのが2本)

なんじゃこりゃー!

扁桃腺の切除手術だから、縫ってるってこともないだろうし。
一応、回診の時に、先生に確認しよう。
ということで、確認しました。

絹糸で縫ってるんだそうです。
摘出部位の出血を抑える為なんでしょうか?

とにかく、糸の切れ端が出てきてもあせらないでOK。笑
当然、飲み込んでも大丈夫な糸だそうです。

入院9日目(退院日!)

さて、待ちに待った、退院日がやってきました。

この日も、6時に起床し、7時半にご飯を食べ、8時に回診があり、
という、いつものルーティーンをこなし、ネブライザーをやって身支度!

ベッドや周りの清掃の兼ね合いもあって、10時には出ないと行けないそうなので、なんだかんんだゆっくりしている暇はありません。

とにかく早く家に帰って、風呂入りたいよ!ということで、早々に帰宅。

最後に、入院費の精算をして、帰宅です。
クレジットカードが使えたので、ポイント貯まってよかったです。笑

退院5日後(退院後の検診)

さて、退院後、初めての検診が終わりました。

順調に回復しているとのこと。
喉奥でかさぶたになっている白い部分は、まだ完全には取れていませんが、8割方取れたかな?という感じ。

まだ、あと2週間ほどは、食事に気をつけてくださいとのこと。
(喉奥を傷つけそうな固いモノなどは避けるように。)

そして、今回の診察は、術後診察と、
次回受ける「鼻中隔湾曲症矯正術・粘膜下下甲介骨切除術・内視鏡下副鼻腔手術」という豪華セットを受ける予定なので、その診察も兼ねています。

CTを撮って帰宅。
次回手術は、今回の手術から日程が近いこともあって、術前検査なしでいけそうです。

口蓋扁桃摘出術と禁煙

まず。
入院中は当然禁煙。
そして、退院後も1ヶ月間の禁煙指令が出ました。(先生により違うと思います。)

ということで、この機会に禁煙することにしました。

煙草を吸う人は痰が多い。とか、
扁桃腺を切除した傷口からの出血につながりやすいとか、
いろいろあるので、術後しばらくは、吸わない方が良いです。

扁桃腺切除において、術後、しばらく喉から出血しない事が最重要項目っぽいので、術後しばらくの禁煙は必須かもしれません。

というか、喫煙者が煙たがられる時代なので、もう止めてもいいかなと。
未だに毎日、「吸いたい」と思ってしまいますけど。

「煙草吸う男の人がカッコいい」って時代は、もう終了したようですし。笑

後遺症のお話 ~舌根扁桃炎~

これ「後遺症」といえるのかどうかは謎ですが、口蓋扁桃を摘出したことにより、発症した病気があります。後遺症ではないのかな?

つまり、口蓋扁桃を摘出していなければ、発症しなかったであろう病気です。

それが、舌根扁桃炎。
レアケースらしいのですが、僕はそのレアケースとなってしまったという訳です。

後遺症とは言わないにしても、扁桃腺手術を考えている方は、一応頭に入れておいてほしい内容です。

別記事でまとめましたので、こちらを参考にしてください。

舌根扁桃炎

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